2011年2月2日水曜日

2月企業向けサービス価格 マイナス幅拡大 外需一服、内需と「一進一退」

 日銀が25日発表した2月の企業向けサービス価格指数(速報、2005年平均=100)は、前年同月比マイナス1.3%の97.4と17カ月連続で下落した。下落幅は前月から0.1ポイント拡大し、昨年8月以来、6カ月ぶりにマイナス幅が広がった。

 海外経済の好調を受けて国際運輸を中心に上昇に転じてきたが、2月は中国の春節などの影響
で海外需要が一服。さらに土木建築や不動産など国内向けでマイナス幅が広がりをみせたことで「一進一退を続けている状況」(日銀)だ。

 項目別で前年同月比をみると、有料道路がマイナス19.1、貨物用船料がマイナス8.9、移動電気通信がマイナス6.7。出張控えなども影響し、宿泊サービスもマイナス6.3となった。海外経済の好調ぶりを
反映し、外航貨物輸送が18.8、国際航空貨物輸送が9.0と上昇した。

 マイナス幅の縮小が6カ月ぶりに止まったが、春節など一時的な要因に影響されたようだ。前年比への寄与度を前月と比較すると、中国向け輸出などで好調だった外航貨物輸送や貨物用船料が春節の連休に入ったことで前月比でマイナスに寄与。また、土木建築サービスや機械修理
もマイナスに寄与した。

 一方、テレビ広告やフリーペーパーマガジンの回復を受けた広告や、ソフトウエア開発、情報通信がプラスに寄与した。日銀は「広告の回復は企業業績回復の兆し」と注目。ただ、広告でも新聞や雑誌はなお低迷しており、まだら模様になっている。

 日銀はサービス価格指数について「海外経済は中国を牽引(けんいん)
役に引き続き好調だが、国内経済が回復しない限り、プラスには転じないだろう」との見方だ。足元の景気は「持ち直している」とされるが、外需頼みだけでは、本格的なデフレ脱却は難しそうだ。

 企業向けサービス価格指数は、広告費や貨物運賃など企業間で取引するサービス価格の水準を示す。

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引用元:精霊物語グランドファンタジア(Grand Fantasia) 専門サイト

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